楽しさ倍増【屋上付き】注文住宅の楽しみ方と注意点とは?
注文住宅を建てる際に、間取りや素材など、こだわりだしたらキリがありません。「屋上付き」だなんて、家族間で意見が真っ二つに割れそうですよね。屋上付きの家って、実際どのようなメリットがあるのでしょう?目黒区や世田谷区のような、都内でも格式の高い立地だと、より屋上付き注文住宅の必要性が増すかもしれません。
屋上付きは便利で楽しみ方イロイロ!
屋上付きの家は、生活するにも遊ぶにも、様々な便利さや楽しみ方に溢れています。
■洗濯物や布団干しのスペースを広々確保!
都内だと敷地の確保ができないことから、庭などが狭くなってしまい、洗濯物や布団を干すのにも場所が足りなくなりがち。しかし屋上があれば、しっかりスペースを確保できて、日当たり良好で風通しも抜群ですし、洗濯物はカラッカラで、お布団もよりフカフカになるでしょう。
■子供の遊び場やドッグランにも!
庭を作る予算がなかったり、道路に面して建てるといった要因から、子供の遊び場を家に設けることができないといった場合、屋上があれば解決します。ラジコンを走らせたり、ビニールプールで泳いだり、雪が積もれば雪合戦をしたり、ドッグランにも活用できたりと、様々な楽しみ方があります。
■休日はバーベキューで家族サービス!
近場になかなかアウトドア施設がなく、休みの日にキャンプやバーベキューができない…なんて場合でも、屋上があれば手近にバーベキューやプチキャンプができてしまいます。特に近年は、「ゆるキャン△」や「山と食欲と私」、「いぶり暮らし」といった、アウトドア料理をテーマに扱った漫画が流行っており、それに伴ってソロキャンプの需要も増加傾向に。
ソロキャンプに倣った内容なら、屋上だと気軽に実践しやすいですし、手間のかかる調理は台所でして、あとは屋上でカンタンに準備を整えるだけで済むので、プチキャンプがカンタンにできてしまいます。また、屋上で調理するのであれば、水栓を引き込んでおくといいでしょう。
■ガーデニングや天体観測など趣味を満喫!
屋上は日当たりがよく、また人目が気になりません。ガーデニングをする環境としては持って来いで、雑草も生えにくく、花や野菜がよく育ちます。また天体観測をする際は、下にいるよりも視界が開けるやすく、キャンプ用のリクライニングチェアから星を眺めるのは、最高の贅沢でしょう。
植物を育てるのであれば、やはりここでも水栓は大活躍します。
屋上付きの注意点
屋上付きの家には、色んな魅力が詰まっていることが分かって頂けたかと思いますが、もちろんメリットばかりではありません。十分にデメリットも考慮して、屋上を導入しましょう。
■手すり(立ち上がり)を高く設置して落下防止に
子供を遊ばせるとなると尚さらですが、手すりの位置は落下防止として高くしておきましょう。ちなみに建築基準法施行令126条では、バルコニーに1.1mの手すり壁、または柵、金網を設けなければならないという決まりを設けています。
ただし、この法律が適用されるのは、建築基準法の避難規定が及ぶ用途や規模の建築物のみとなっており、たとえば一般住宅であれば3階以上の建物だと、この法律に従う必要があります。
■防水工事を施すこと
屋上付きにする場合、どうしても雨や雪が溜まりやすい構造になってしまうため、屋内への漏水を防ぐための防水工事を施さなければなりません。この施工を省いてしまうと、雨漏りしやすくなり、住宅そのものが劣化してしまうことも。また、施工してからも定期的にチェック・リフォームをする必要があります。
■洗濯機との距離が短いと効率的
お風呂場と洗面所は、1階に配することが多いですが、屋上で洗濯物を干すとなると、重たい洗濯カゴを持って階段を上るのがちょっと大変ですよね。そうなると洗濯機の配置は、屋上との行き来が楽な場所だと効率的でしょう。お布団も同様で、階段を利用しなければならない場合でも、落下事故防止のために、緩やかな段差にするか、らせん階段などで対策するといいでしょう。
■周りの建物から覗かれる場合の対処法
住んでいる屋上付き住宅よりも高い建物があると、そこから屋上が丸見えで、覗かれていないかと気になってしまう方もいるでしょう。そんな場合は、高さのあるラティスフェンスや、オーニングテントなどで対策できます。
まとめ
屋上付きの注文住宅における、楽しみ方や注意点といったアドバイスは以上となります。楽しみ方は様々で、考えるだけでも楽しくなりますが、やはり庭などを作れるほど、敷地に余裕がない場合におすすめと言えるでしょう。
定期的なメンテナンスは大変かもしれませんが、それは屋上付きでなくとも同といえば同じこと。屋上ひとつで家族の絆を深めやすくなりますし、あれば何かと便利で楽しめる場所なのは間違いありません。